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2013年3月17日 - 2013年3月23日

[ネタバレ]プリキュアオールスターズNS2感想(雑感)

ネタバレです。


ストーリーの展開や細かいところは他の方に譲ります、思い出しながらずらずらと書いていきますのであしからず。

グレルとエンエンの関係がクローズアップされてましたね。
みんなと仲良くしたいけど強がってしまうグレル、みんなの輪に入りたいけど一歩踏み出すことが出来ないエンエン。
「止めなかったお前も同罪」「もう戻れない」「嫌だけどやるしかない」
梅澤プロデューサーが今回のテーマはいじめ問題と明言している通りの流れでした。
後述しますが、そういった事に対してどうすべきだったのか、という一つの答えを出せるプリキュアがいた、というのが利いていた作品でした。
そして単純に見ればグレルは加害者、エンエンは被害者と言えるわけですが、終盤の「グレルは僕に話しかけてくれた、グレルは悪いやつなんかじゃない」というセリフには人の関係はそう簡単に割り切れるものではないと思い知らされました。

響と奏にセリフが無かったのが残念。MaxHeartチームにセリフを振った分仕方なかったんでしょうか。
水晶にされる寸前にお互いの手を伸ばしていたのが、ふたりでプリキュアなひびかならしさを表現できていたかな。
ミップルがなぎさの元へコミューンとなって飛んでいく、それを受け止めようと水晶化が溶けた左腕を伸ばす、そして受け止める!ここまで無音の演出があったのはクドさを感じたけれども、それは既に大先輩の域に入っている初代プリキュアならではなのかなぁ。
復活したプリキュアたちの中でも大地を踏みしめるキュアブラックの姿は「女の子だって暴れてみたい」というプリキュアシリーズのコンセプトを象徴する場面でした。
プリキュア5の扱いはさすがにおざなり感があったけれど。SplashStarのふたりの方が目立ってましたね。

あとはキュアマリンとキュアブロッサム。キュアマリンは人気絶大ですからねぇ。私も好きですが。「我々はすごいことをしてしまった」顔があったのはよくわかってくれてるなぁと嬉しくなったり。
そして声援に得意満面、全力で期待に応えるからねっ!的なマリンは相変わらず俺達のえりか!
でもキュアブロッサムがついてないと直球すぎるマリンが心配なのでちゃんと出番がありました。
キュアサンシャインとキュアムーンライトは影に飲み込まれる太陽を復活させるという役割があったけれども、ちょっとあっさりしすぎていて物足りない。もっともこの二人には妖精学校に向かうときにいつきがポプリを抱いていて、ゆりがアコの手を引いていたりして、にやけてしまうような場面があったのでそれでよしとすべきなんでしょう。

アコは…本編での登場も遅かったし、(単体映画を除けば)NS1だけでしか映画館で声を聞けなかった。それでもプリキュアパーティー会場でえりかにハグされてたり、他のプリキュアたちにかなり可愛がられていて、それを素直に受け止められるようになったのかな。プリキュアオールスターズでは末っ子にあたるわけだし。

そしてキュアパッションとキュアビートに特別な意味を込められてセリフがついていたこと。
影水晶の誘惑に負けて、自己正当化の末に仲間の妖精と羨望の対象であるプリキュアを窮地に陥れたグレルは今まさに迷惑をかけたプリキュアに出くわしたというのはこれはもう絶対に怒られるという恐怖は当然なわけですが、パッションとビートは怒らずに笑って「一生懸命頑張れば仲良くなれる」「思いを伝えれば友達になれる」と優しく諭して影との戦いに戻ります。
エンエンがフォローしてるんですが、この二人は当初はプリキュアの敵として登場し、後に大切な人たちを守りたい、という思いに目覚めてプリキュアになったという、「一度過ちを犯した人」たち。この二人にはグレルに過去の自分を見たんでしょう。そしてその時に本当に求めていたのは否定ではなく肯定であると身を持って伝えたんです。

影との戦いに終止符が打たれて、妖精学校に平和が戻ったと思ったら、地面から最初のサイズに戻った「影」。そしてグレルが過ちを犯した自分の生き写しのような「影」を自分の一部として認める事により、「影」は笑顔で元の水晶球に戻っていきました。ここに至るまでの演出が木の影にいた「影」がゆっくりと日向にいるグレルの元に歩み寄り、黒かった影がグレーに変わり、そしておずおずと手をつなぐ。これは素晴らしかった。

最後になってしまいましたが、一番の見所はNS1で手荒な新人研修を受けたスマイルチームが立派に先輩していたこと。水晶に変えられる直前にみゆきがエンエンに託したキュアハート宛の「ちょっとピンチ、助っ人お願い」というセリフにみゆきたちの成長ぶりが込められているのです。バッドエンド王国との戦いでは「もうダメ、遅かった」という諦めムードが何度かあったけれども、それを乗り越えてきた。普通に考えても絶体絶命のところを「ちょっとピンチ」と笑顔で言えるのはものすごく大変なことだと思うのです。みゆきはマナとはまた違った人望の持ち主で、支えてあげたくなる、そしてそれに素直に応えられる人。だからこそありすに「あなたはどうなりたいの?」と問われたエンエンが「キュアハッピーみたいに笑っていたい」と答えたんでしょう。

ドキドキ!プリキュアチームはみんなしっかりしてたなぁ(笑)、彼女らは本編で辛かったり楽しかったり哀しかったり嬉しかったりして「光を手渡す、また次の世代へ」となるんでしょうね。
キュアハッピーとキュアハート、キュアサニーとキュアロゼッタ、キュアビューティとキュアダイヤモンド、キュアピースとキュアソード。こういう組み合わせだったと思うんですが、キュアピースとキュアソードはやっぱりちょっと引っ込み思案なキュアピースが「一緒に戦おうかなって ^^;」ってちょっと引き気味にいうとぶっきらぼうながらちょっと照れてる感のあるキュアソードが「よろしく、先輩。」と言われて「先輩かぁ、よーし ^^」になるのはなかなか面白かった。
キュアビューティとキュアダイヤモンドはもう普通に先輩後輩ですね、非常にわかりやすい。どっちも丁寧ですしね。
キュアサニーとキュアロゼッタ。キュアロゼッタのボケ殺しはこれは(・∀・)イイ!!
キュアハッピーとキュアハート。「プリキュアパーティーで会うって約束したんだから!」やっぱりリーダーは違いますなぁ。プリキュアオールスターズの定番の世代交代がちゃんとなされておりました。

キュアエコーが出なかったのは残念ではあったけど、「(パワーインフレを避けるため)ゲスト主人公を作ってプリキュアオールスターズがその子を全力でサポートするという形に切り替えた(梅澤淳稔氏、アニメージュ2013年4月号8ページ)」NSの方向性としては今回はサポートされたのがグレルだったという事で、妥当だと思いました。
でも個人的には先輩になったあゆみが見たかったなぁ。「みらいのともだち」だからいつかまた会えるよね。

ん?そういえば劇中でちらりと顔出してたような?w

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