12月携帯、au一人負け
ドコモが初のMNP転入超過、純増トップのソフトバンクモバイルにも肉薄──12月契約数 -ITmedia +D mobile
まずこのタイトルの付け方がいかにもソフトバンク系列のITmedia。純増トップでないといけない立場だしね、財務的な意味で。
電気通信事業者協会が2008年12月末の携帯・PHS契約数を発表。12月は冬商戦と新機種効果でいずれのキャリアも純増を記録し、累計契約数が1億1000万件を超えた。NTTドコモは番号ポータビリティ開始以来、初の転入超過。純増トップは20カ月連続でソフトバンクモバイル。
キャリア別の純増数はソフトバンクモバイルが13万5200で、20カ月連続のトップ。続いてドコモの12万400、イー・モバイルの10万8600、KDDIの3万6000の順となった。ドコモは番号ポータビリティ制度の開始以来、初めて1200件の転入超過を記録し、純増数もソフトバンクモバイルに肉薄した。「冬商戦向けモデルのほか、今までやってきたエリア展開やサービスの満足度を向上させる取り組みが評価され、12月の解約率は4月~6月期の0.51%よりさらに低い水準値となった。現ユーザーの満足度向上とともに他社からの流入も多かったと思う」(ドコモ広報部)。2008年12月末時点で累計1999万9800契約だったソフトバンクモバイルは、2009年1月1日に累計2000万契約を達成した。
ドコモの機種的な好調は新シリーズのせいではないと思うぞ。x05、x06を新規、MNP向けにバリュー一括でばらまいたのが大きかったんだと思う。ちょうど2年前のMNP大敗でドコモから出ていった人がそのバリュー一括を使って戻ったのではないかと。MNP転入超過の事実がそれを裏付けている。
KDDIは3万6000の純増を記録したものの、番号ポータビリティの差し引き件数で1万1700の転出超過となり、状況がドコモと逆転。12月は、11月中に発売したau秋冬モデルのほか「Walkman,Phone Xmini」や着うたフルプラスといった新機種、新サービスを投入したが、大きな動きには結びつかなかった。
それがこの数字に表れたわけだ。
どっち向いて商売してるのか分からん。コンテンツ収入を増やしたいのは分かるが、なんだかんだ言っても累計契約数3055万200回線、28.9%のシェアを持つ二番手な訳だから、既存ユーザーを逃がさないための施策が必要なのに、新規やMNP、特にMNPばかり優遇しているのは店頭に行けば誰だって気がつくわけです。それを見た既存ユーザーがどんな気持ちになるか考えてみろと。
そんな事なら、ソフトバンクなりドコモなりに移動して優遇してもらおうと考えるのは当然。ソフトバンクは2000万契約と言っても結局の所は未だ三番手で、音声通話重視の3Gキャリアとしては最下位。そう言うところが新規優遇策を取るのはまだ分かる。
それにドコモは5年以上の契約者には「ご愛顧割」という機種代割引をしていたり、4月からプレミアクラブのステージ算定基準が利用額のみから契約期間も考慮するように変更したり、決して既存を軽んじているわけではないというアピールをしてみせた。
KDDIは一位を目指すのは一休みしてでも今の二番手の地位を守り通すべき。SBMに抜かれては話にならない。現実的に信頼に足るキャリアは二社しかないんだから。
ウィルコムのPHS契約数は、11月の4800に続き今回も1300の純増を記録した。
データ通信端末の競争が厳しい中、「HONEY BEE 2」や「WILLCOM 03」といった音声端末で純増を維持した状況。12月は、ウィルコム間で話し放題の“ウィルコム定額プラン”込みで、最大24カ月間を980円/月で利用できる「WX310Kスペシャルモデル」といったお得モデルを販売するキャンペーンも展開した。
ようやく見た目だけでも安いプランを導入したと思ったら3年落ちの旧機種だけだもんなぁ。新端末を導入してもわずか1300の純増に留まったと言うことはいかに解約が多いかということだな。
実際ウィルコムはデータ通信では完全に負けている。
ウィルコムのデータ通信端末で最後の砦だった「AX530S」が1月第1週にランク圏外となり、残念ながらこのランキングからウィルコム端末が姿を消した。ただ、大手量販店ではWX310Kスペシャルモデルのように「AH-H407P」(PC カード型)や「AH-F401U」(USB型)、「AH-S405C」(CF型)といったやや古い4xパケット通信対応AIR-EDGE端末を、端末価格 0円、実質980円/月(定額PCデータ通信費込み 最大24カ月間)で販売する限定キャンペーンが行われていた。
このキャンペーンをユーザーはどう見るか。通信速度は確かに他社3Gデータ通信よりかなり劣るが、PCデータ定額で980円/月というランニング コストは魅力。例えば、ビジネス用途や他社PCデータ通信でサービスエリア外だった場合に使う予備機などとして所持するのは悪くない選択と思われる。
どう見るか、って今は数千円で最高7.2Mbpsのデータ通信が出来るのに、いくら安くても今時ウィルコムの4x(128kbps、W-OAM type G対応機では256kbps)は選択肢に入らないだろ。高い100円と安い100万円、みたいなもので絶対的価値が違いすぎる。
それに「ビジネス用途や他社PCデータ通信でサービスエリア外だった場合」って言うのはauかドコモを選んでおけばまずあり得ない。イー・モバイルだけが3Gデータ定額キャリアではない。
実際COREの整備に時間がかかることを認めた上でドコモにMVNOを申し出ているんだから、現行のPHSはもう限界に来ている。
もっともこれらの施策を二年前にやっていたらずいぶん違ったんだろうけど、何もかもが遅すぎた。
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