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au by KDDIに冷たい市場判断

<東証>KDDIが急反落 au家族間無料は「プラス要素なし」(2008/2/22 10:42) -NIKKEI NET

3日ぶり急反落。前日比7万1000円(9.8%)安の65万2000円まで売られる場面があり、6日に付けた昨年来安値(67万6000円)を約2週間ぶりに更新した。東証1部の値下がり率ランキングでは上位に入っている。21日、携帯電話「au」で3月1日から家族間通話の無料サービスを導入すると発表したことが売り材料。加入者間や家族間の無料通話サービスで顧客獲得を進めているソフトバンクモバイルに追随する格好であり、競争激化による業績への悪影響を懸念する売りが膨らんでいる。

クレディ・スイス証券の早川仁アナリストは「通話無料の対象を家族間に限定し加入者間に踏み込めなかったことは中途半端と言わざるを得ず、ソフトバンクモバイルの競争優位は崩れそうにない。一方で、今回の無料サービスは(来期に)250億円近い減益要因となる見込みであり、プラス要素がほとんどない」と分析。株価水準については「買い材料が乏しい中で値下げという悪材料が出たため、バリュエーション面の割安感だけでは買いにくい」とみていた。

投資家の判断と利用者の感覚は必ずしも一致しないとは言え、これはその通り。
この手の施策、特に値下げはやる時は一気にやらないとただ損をするだけで終わる方が多いもの。しかも後出しならなおさら比較されるのだから、相当な気合を入れて行かないといけないはずなんですが、記事中にもあるとおり、中途半端。

2ちゃんねるでもこのありさまw

父ちゃん「おーい、家族定額のauを買ってきたぞ~」
姉ちゃん「・・・(彼氏と定額じゃないなら意味ねーじゃん)」
弟「・・・(友達と定額じゃないとハブられちゃうよ)」
母ちゃん「・・・(ゲッ、亭主から頻繁に電話かかってくるなんてありえない)」
父ちゃん「どうした、みんな元気ないなあ(w」

母ちゃんの台詞の是非はともかく(笑)、これまでの音声定額はウィルコムの24時間同一キャリア間定額に始まって、VodafoneのLOVE定額で特定の相手(誰でもよい)と24時間定額、そしてSBMのホワイトプランの1時~21時に限り同一キャリア内定額、ホワイト家族24で家族内24時間定額と流れてきていて、何らかの条件は付くものの、家族以外と定額通話を行うことが出来る(た)わけです。

それに対して今回のauは、家族内だけに限られ、友人・親戚がauであっても定額にならない。その上家族割だけでは不可で、全員が二年縛り(誰でも割)に加入する必要がある。さらにEメールは無料にならないので、HTMLメール(デコレーションメール)などが実際的に使えない。家族間Eメール無料なら未だに高いと思われているドコモでもやってます。(ファミリー割引)

SBMの社長も、

ホワイトプランについては「ドコモやauくらいのシェアがあったら導入したかというと、私も疑問。ナンバーワンの会社がとるべき戦略ではない(ITmedia News)」

と言っていました。

にも関わらず、自称ナンバーワン(「お客様満足度」や2007年の年間純増数で)のauが音声定額の扉を開いてしまったのは自殺行為。これまでのようにSBMのことは見てみぬ振りを決め込んでいた方が良かったはず。

これでドコモも音声定額を打ち出さざるを得ないでしょう。これまで両者はSBMを無視する形で競ってきたのを、auがSBMと同じ土俵に乗ってしまったので、対抗せざるを得ない。と言うことは、結果として少なからずSBMにも対抗することに。

結局SBMにいいようにかき回されてしまうんじゃないかな…正直私はアンチauですが、それはこれまでのソフトバンクの行い、不祥事を見ていると、現状のSBMが絶好調と言う状況は将来的にあまりいい結果を残さないのではないか、という不安から。確かに安いし、変化に乏しかった携帯電話業界に変化をもたらしたのは明らかで、他社ユーザーもその恩恵にあずかっているのは事実だから。

でも結局この業界は免許制度と設備投資があまりにも莫大なせいで寡占状態。その中で適当な競争が起こるためには、どのキャリアであれ一人勝ちが続くのはよろしくない。

ドコモが一人勝ちだったときはauがパケット定額を導入してそれを覆し、その後ドコモもパケ・ホーダイを導入。そしてauがMNPで一人勝ちを続けていたときにSBMがホワイトプラン+ホワイト家族24で9ヶ月連続純増(2008年1月31日現在)

さてその次は…?と考えるとKCP+対応機は発売が遅れた挙句に不具合だらけ、果ては発売日未定になる機種(W54SA)まで。料金プランはドコモがバリュープランで確実に値下げしているのに、「新規0円」を続けるためのフルサポートプランを前面に押し出し、基本料の値下げは今に至っても無し。

水にカエルを入れ、そのまま熱していくと、カエルは水が湯になっていることに気付かずに茹だって死んでしまうそうです。ここでKDDIは性根を据えてかからないと「うちが一番だ」と言い続けたままその座から転落して、どうにもならない状況に陥っていた、その時にはSBMが業界を散々食い荒らした後だった、と言うことになりかねない。それが怖い。

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